初めてのテント選びで失敗しないための、テントの選び方を紹介します。
テントが欲しいけれど、色んな種類がありすぎて、どれを買えば良いのか分からなくなっていませんか?
アウトドア・アクティビティには欠かせないテント。
ある程度の値段もするしサイズもあるため、失敗は避けたいところ。
そんなテントの選び方ですが、実は考慮すべきポイントは、たったの5つ!
まずはテントの種類から説明しますので、ざっと、どんなテントがあるのか把握しておきましょう。
テントの種類
テントの種類は、形状と設営方法それぞれの見方で分類できます。
テントの形状による種類
見た目に関してなので、最も分かりやすい、形状の種類です。
ドーム型テント
一般に「テント」と聞いてまず思い浮かべるような、ドーム型の形状をしているテントです。
利用人数によって様々なサイズがあります。
ドーム型テントのメリット
コンパクトで持ち運びに便利
設営しやすい
ドーム型テントのデメリット
天井が低めなので、やや閉鎖感がある
以上のメリットからも、初心者にもオススメできるテントといえます。
2ルーム(ツールーム)型テント
寝室とリビングスペースの2ルームが一体化している、ドーム型タイプのテントです。
2ルーム(ツールーム)型テントのメリット
リビングスペースが雨よけスペースにもなる
+でタープを張る必要がない
2ルーム(ツールーム)型テントのデメリット
パーツが多いので設営や撤収が1人では難しい
テント+タープを張ろうと思っている場合は、一体となっているような形の2ルーム(ツールーム)型テントがオススメです。
ただし、1人での設営が困難なため、ソロキャンプ用には向いていません。
トンネル型テント
寝室とリビングスペースがテント内にある、2ルーム(ツールーム)テント構造の一種です。
イモムシのような形をしているのが名前の由来です。
トンネル型テントのメリット
居住スペースが広い
寝室とリビングを行き来しやすい
設営がシンプルで簡単
トンネル型テントのデメリット
熱がこもりやすいので夏に使う場合はメッシュにできる機能が必須
設営が簡単なうえにスペースが広い、ツールームテントのデメリットを排除したようなテントです。
ワンポール型テント
1本のポールだけで設営できるタイプのテント。
「モノポールテント」や「ティピーテント」とも呼ばれるものです。
ワンポール型テントのメリット
設営が簡単
風に強い
見た目がオシャレ
ワンポール型テントのデメリット
円錐形のためデッドスペースができてしまう
屋根がないので雨のときはタープなどを併用する必要がある
オシャレで設営が簡単なワンポールテントは、見た目にこだわる方や女性にも人気です。
ソロキャンプ向けの1人用から大人数向けまで、サイズも色々なものがあります。
ベル型テント
ワンポール型テントの一種となるベル型テントは、サイドに立ち上がりのある形をしています。
ベル型テントのメリット
グランピングにもピッタリな居住性の高さ
ワンポール型に出来てしまうデッドスペースが無い
とにかくオシャレ
ベル型テントのデメリット
重量が大きく設営が大変
価格が高め
入り口が大きいため、大きめの家具なんかも置けるほどの開放感があります。
ベッドやラック、ソファなども設置できますので、まるで移動式の別荘のようなリラックス空間を演出できます。
ロッジ型テント
まるで山小屋のような見た目な、ロッジ型のテント。
鉄骨テントと呼ばれることもあります。
ロッジ型テントのメリット
開放感がある
居住性が高いので長期泊でも快適
レトロなデザインがオシャレ
ロッジ型テントのデメリット
重量が大きく設営が大変
価格が高め
テントの設営方法による種類
テントの設営方法によって、3タイプに分けられます。
ワンタッチ式テント
ワンタッチで設営できるタイプのテント。
キャンプ初心者や、設営を手早く済ませたい方にオススメ。
ポップアップ式テント
ポップアップ式の名の通り、収納袋から取り出すと、形状記憶されたテントが出てくるイメージで、簡単に設営できます。
1~2人用に多いタイプで、素早く簡易的にテントを設置したいという場合にオススメです。
エアフレーム式テント
空気を入れて膨らませてるタイプのテントです。
フレームがないので、ポールも使いません。
空気を入れるだけなので、簡単に設営することができます。
テント選びのポイント
上記テントの種類から大まかに目星を付けておき、あとは下記テント選びのポイントの優先したい項目から絞っていくのが良いでしょう。
利用人数で選ぶ
利用人数によって、大きく3タイプくらいに分けられます。
1人用…ソロキャンプ向け
1人で利用するソロキャンプ向けのテントです。
1人でも広いテントが良いという方もいらっしゃるでしょうが、ソロキャンプの場合は設営も当然1人で行いますので、特に初めて購入するのであれば1人用の小さいテントにしておきましょう。
2~4人用…
2~大人数用…ファミリータイプ
大人数用で、いわゆるファミリータイプと言われるサイズになります。
ロッジ型やベル型、2ルーム(ツールーム)、トンネル型などが人気です。
大人数用のベル型テントなどを2人で広々と使う、グランピングスタイルなんかも人気です。
居住性で選ぶ
テントは横にさえなれれば…というだけでなく、テントの中で長く過ごす場合だったり、快適に過ごしたい場合は、居住性の高いテントがオススメです。
寝室とリビングが確保される、2ルーム(ツールーム)、トンネル型のテントだったり。
見た目もオシャレで、家具さえも持ち込めてしまう、ロッジ型やベル型テントもオススメです。
機能性で選ぶ
テントのスペック表でまず見ておきたいのは、耐水圧です。
耐水圧とは、浸水に対する耐久性のようなものです。
例えば、雨が降ってテントが浸水してしまうことなんてものもありますので、そういうときにテントがビショビショにならずにすみます。
目安として耐水圧1,500mmあれば、大雨が降ったとしてもテントの中は濡れずにすみます。
心配な方はや、より濡れたくない場合は、2,000mmなどを選ぶと良いでしょう。
また、トンネル型テントであれば熱がこもりやすいため、メッシュにできる機能があったり。
テントの形状によるデメリットを、なるべくカバーしている機能があると嬉しいです。
価格で選ぶ
テントの価格は、1万円を切るものから、高いものだと10万円を超える6桁代まで、本当に様々です。
いくらでもお金をかけられる!という方もあまりいらっしゃらないと思いますので、初めはお手軽価格のものを購入してみて、「もっとこういう機能が、こういう形のテントが欲しい!」という希望が出てきたら、2つ目に拘りのテントを購入することをオススメします。
目安としては、ソロキャンプ用のものでしたら、1万円程度のものを。
ファミリータイプ用でしたら、ある程度は撥水などの機能くらいはあったほうが安全ですので、2~3万円ほどの予算を見ておけば良いと思います。
【まとめ】テントの選び方ポイント!
テントの選び方については、まずは、どういったタイプのテントがあるのかを把握したうえで、用途と予算に合った好みのものを購入するようにしましょう。
- どんなテントがあるのか種類を把握する
- 利用人数で大きさを絞る
- 住居性を重視する場合はツールーム、トンネル型、ベル型、などがオススメ
- 機能性は耐水圧1,500mm以上のものがマスト
- 予算内のテントを探す
そして、初めてテントを購入したら、まずはお家の中などで組み立ててみてくださいね!
欠品や欠陥がないかチェックするためというのもありますが、一刻も早く外でテントを使いたくて仕方がなくなるはずです!